
資産運用を始めたいけど、投資ってよくわからないし難しそう…
結婚したり、子供が生まれたりすると考えるのは家族の将来の事。
生活をするにも子育てをするにも、老後を過ごすのにも「お金」が必要になってきます。
最近になってようやくインデックス投資という言葉が、世間に認知されはじめましたが実際に投資を始めている方はごく一部にすぎません。
この記事では、インデックス投資に月5万円を投資していく事の重要性を解説していきます。
インデックス投資とは?


「インデックス投資」とは、言葉の通り“インデックス”に”投資”する事です。
ここで言う「インデックス」は、株式市場の動きを表す指数の事を指します。
代表的な指数をあげると、
これらの指数は、対象としている企業の株価の値動きによって変動します。
例えば、S&P500は米国市場に上場している主要500社で構成されていて、その株価の値動きで指数が変動していきます。
「インデックスに投資する」という事は、そのインデックスを構成している企業に分散して投資するという事です。
インデックスに月5万円を投資したらどうなる?


では、月5万円をインデックスファンドで運用した場合の資産の値動きを見ていきます。
年率5%のインデックスに投資した場合を考えてみます。
年率5%というのは年間で5%の運用益が出ると言う意味で、今年100万円投資したら来年105万円になるという計算です。
運用年数 | 積立元本(円) | 増えた額(円) | 総資産額(円) |
---|---|---|---|
1年目 | 600,000 | 16,264 | 616,264 |
2年目 | 1,200,000 | 63,617 | 1,263,617 |
3年目 | 1,800,000 | 143,626 | 1,943,626 |
4年目 | 2400000 | 257,938 | 2,657,938 |
5年目 | 3,000,000 | 408,282 | 3,408,282 |
6年目 | 3,600,000 | 596,480 | 4,196,480 |
7年目 | 4,200,000 | 824,437 | 5,024,437 |
8年目 | 4,800,000 | 1,094,160 | 5,894,160 |
9年目 | 5,400,000 | 1,407,758 | 6,807,758 |
10年目 | 6,000,000 | 1,767,442 | 7,767,442 |
11年目 | 6,600,000 | 2,175,536 | 8,775,536 |
12年目 | 7,200,000 | 2,634,484 | 9,834,484 |
13年目 | 7,800,000 | 3,146,851 | 10,946,851 |
14年目 | 8,400,000 | 3,715,330 | 12,115,330 |
15年目 | 9,000,000 | 4,342,755 | 13,342,755 |
16年目 | 9,600,000 | 5,032,098 | 14,632,098 |
17年目 | 10,200,000 | 5,786,482 | 15,986,482 |
18年目 | 10,800,000 | 6,609,187 | 17,409,187 |
19年目 | 11,400,000 | 7,503,661 | 18,903,661 |
20年目 | 12,000,000 | 8,473,524 | 20,473,524 |


毎月5万円ずつ年間60万円の積立を20年間継続すると、資産総額は¥20,473,524円となります。
積立元本が1,200,000円しかないのに約850万円も増えているのってすごいですよね。
これは「複利」の効果によるものです。
元金+増えた分の合計に対して毎年5%ずつ成長をしていくため、積立の年数が増えれば増えるほど雪だるま式に資産が増えていきます。
インデックス投資はいつから始めたら良い?
今度は、インデックス投資を月5万円積立で30年間運用した場合、次のようになります。


2000万円達成した20年目からわずか10年で資産が倍の4000万円に達していますね。
時間をかければかける程、「複利」の恩恵を多く受けることが出来るんです。
複利の恩恵を最大限に受けるには、投資を早く始めて、長く続けるというのが重要です。
今すぐに、インデックス投資を始める事をオススメします。
目標はいくらに設定すれば良いの?


上記でも解説しましたが、月5万円のインデックス投資でも20年間運用すれば2000万円の金融資産を作ることができます。
老後の資産形成を目的とする場合最低でも2000万円の資産を準備したいところです。
理由は「老後2000万円問題」です。
金融庁が「老後の無職夫婦が約30年間生活するためにおよそ2000万円の備えが必要」という報告書を提出したことがきっかけで、大きくニュースでも取り上げられました。
一般的な老後の無職夫婦は毎月約5.5万円の赤字となるため、その分は自身の貯蓄を取り崩して生活する必要があるとの調査報告でした。
このデータから、2000万円以上の金融資産を目標に運用をしていく必要があります。
つみたてNISAを利用しよう


毎月5万円のインデックス投資積立を行うなら、「つみたてNISA」の制度を利用しましょう。
理由は以下の2つです。
- 非課税で運用できる
- 投資できる商品が優良なもの多い
「つみたてNISA」という言葉はみなさん一度は聞いたことがあると思います。
どうんな制度か簡単に説明すると、「投資で得た利益が非課税になる制度」です。
例えば、40万円で購入した投資信託が50万円になった場合、利益の10万円に対して所得税がかかります。
「つみたてNISA」を利用して購入すると、購入から20年間は利益に対する税金が非課税となります。
自分や家族の将来のために積極的に活用していきましょう。
まとめ
この記事では、月5万円をインデックス投資で運用する重要性について解説してきました。
月5万円の投資でも20年、30年という時間と複利の力を利用すれば、2000万円以上の資産を築く事は十分可能です。
さらに、インデックス投資を始めるのであれば、「つみたてNISA」は必ず利用した制度ですのでぜひ活用されてくださいね。


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