SBI・V・全米株式の積み立てを考えているけど、誰か運用実績を公開している人はいないかな?
SBI証券は2021年6月より、「SBI・V・全米株式インデックスファンド」を運用開始しました。
「SBI・V・全米株式インデックスファンド」は投資信託商品で、米国バンガード社が取り扱うVTIというETFを通してアメリカの株式市場全体に分散投資ができることから、老後資金の準備や資産形成を目的として投資を始める方がとても多い投資信託です。
この記事では、私が実際に「SBI・V・全米株式インデックスファンド」へ積立投資を行った運用結果を公開していきます。
- SBI V 全米株式インデックスファンドを積立した実績がわかる
- 楽天全米株式とのパフォーマンスの違いがわかる
- S&P500、NASDAQ100とのパフォーマンスの違いがわかる
SBI・V・全米株式インデックスファンドとは?
「SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI V 全米株式)」とは、SBI証券が運用する投資信託商品の1つです。
「SBI・V・全米株式」へ投資することで、米国株式市場に上場している3500社以上の銘柄に幅広く分散投資することができます。
もう少し詳しく解説すると、アメリカ最大の投資会社であるバンガード社が運用する「VTI(バンガード・トータルストックマーケットETF)」へ投資することで運用されています。
ややこしいな…それならVTIに投資すればいいんじゃないの?
投資信託として運用することで、投資初心者でも購入しやすくなったり、為替取引のわずらわしさを無くせたりと、いろんな面で投資の敷居がグッと下がってくるんです。
「SBI・V・全米株式」6ヶ月間の運用実績(2021/07〜2021/12)
我が家では、2021年7月から「SBI V 全米株式」に毎月積立を行っています。
結論からお伝えしますと、2021年7月から12月までの投資金額は¥260,000円で、6ヶ月間の運用損益は+24,570円、+9.1%の運用となりました。
過去記事でも公開しましたが、運用3ヶ月時点での損益が-1.27%だったので、直近3ヶ月で+10.37%の運用ができたことになります。
>>【運用3ヶ月】SBI・V・全米株式インデックスファンドに積み立てした結果は?
参考までに、毎月の購入金額と基準価格をまとめておきます。
約定日 | 購入金額(円) | 基準価額(円) | 純資産総額(百万円) |
---|---|---|---|
2021/6/22 | 5,000円 | 10,148円 | – |
2021/7/8 | 25,000円 | 10,097円 | 12,858 |
2021/8/3 | 40,000円 | 10,041円 | 16,994 |
2021/9/2 | 40,000円 | 10,421円 | 21,210 |
2021/10/4 | 50,000円 | 10,162円 | 24,501 |
2021/11/2 | 50,000円 | 11,044円 | 32,953 |
2021/12/2 | 50,000円 | 10,573円 | 41,035 |
投資金額合計 ¥260,000円 | 取得単価 ¥10,426円 |
楽天・全米株式インデックスファンドとの比較
ライバル銘柄である「楽天・全米株式インデックスファンド」と基準価額の推移を比較してみます。
直近6ヶ月のパフォーマンス比較
まず直近6ヶ月(2021年6月〜2021年9月)のパフォーマンスを比較していきます。
青線がSBI V 全米株式、赤線が楽天全米株式の基準価額となっています。
チャートで見るとほとんど違いがわからないですね。
6ヶ月間(2021年7月〜9月)の基準価格の推移を表にすると以下の通りです。
6ヶ月間の基準価額推移
SBI V 全米株式 | 楽天 全米株式 | |
---|---|---|
2021/6/30 | 10,000円 | 17,646 |
2021/7/30 | 10129 | 17,884 |
2021/8/30 | 10,359 | 18,291 |
2021/9/30 | 10,219 | 18,041 |
2021/10/29 | 10,933 | 19,306 |
2021/11/30 | 11,016 | 19,456 |
2021/12/30 | 11,375 | 20,094 |
直近6ヶ月の騰落率 | +13.75% | +13.87% |
楽天全米株式の方が、0.12%だけSBI V 全米株式を上回っています。
個人的には、かなり差が出てきたなという印象です。
信託報酬を考慮した、6ヶ月間の実質利回りは次の通りです。
信託報酬(年率) | 実質利回り(6ヶ月) | |
---|---|---|
SBI V 全米株式 | 0.0638% | +13.7181% |
楽天 全米株式 | 0.132% | +13.804% |
信託報酬を考慮した6ヶ月間の実質利回りは、楽天全米株式が0.0859%だけSBI V 全米株式を上回っています。
両方のファンドに100万円ずつ投資した場合、半年間で約860円の差がついたということですね。
直近3ヶ月のパフォーマンス比較
次に直近3ヶ月(2021年10月〜12月)の基準価額推移を比較してみます。
同じく青線がSBI V 全米株式、赤線が楽天全米株式のチャートです。
直近3ヶ月間の基準価額推移
SBI V 全米株式 | 楽天 全米株式 | |
---|---|---|
2021/9/30 | 10,219 | 18,041 |
2021/10/29 | 10,933 | 19,306 |
2021/11/30 | 11,016 | 19,456 |
2021/12/30 | 11,375 | 20,094 |
直近3ヶ月の騰落率 | +11.31% | +11.37% |
直近3ヶ月の比較においても、楽天全米株式の方が0.06%パフォーマンスが高い結果となりました。
この期間においても楽天全米株式の運用結果の方が優れていたわけですが、パフォーマンスの差は小さくなってきています。
信託報酬を考慮すると、直近3ヶ月間の実質利回りは表の通りです。
信託報酬(年率) | 実質利回り(3ヶ月) | |
---|---|---|
SBI V 全米株式 | 0.0638% | +11.29405% |
楽天 全米株式 | 0.132% | +11.337% |
直近3ヶ月では、楽天全米株式の方が実質利回りは0.04295%だけパフォーマンスが高いという結果になっています。
しばらくは積立していかないと優劣がわからないですね。
S&P500・NASDAQ100との比較
米国株式の指数で有名なものに、「S&P500」と「NASDAQ100」というものがあります。
こちらの指数とも直近6ヶ月のパフォーマンスを比較していきます。
比較対象とした投資信託は次の2つです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS NASDAQ100
直近6ヶ月間の騰落率は以下の通りです。
銘柄 | 騰落率 | 信託報酬(年率) | 実質利回り(6ヶ月) |
---|---|---|---|
SBI V 全米株式 | +13.75% | 0.0638% | 13.7181% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | +16.78% | 0.0968% | 16.7316% |
eMAXIS NASDAQ100 | +17.73% | 0.44% | 17.51% |
パフォーマンスの順位は、ほとんどの方が予想している通りだったのではないでしょうか。
SBI V 全米株式は3000以上の銘柄へ分散投資をした上でこのパフォーマンスが出ているのはとても素晴らしいですね。
まとめ
この記事では、SBI V 全米株式インデックスファンドの運用実績について紹介してきました。
結果は6ヶ月で13%以上の成長がみられ、我が家の資産形成の大きな手助けとなりました。
2021年の米国株式市場は、コロナショックからの経済再開とコロナ再拡大への懸念から、年間を通して買われる銘柄が多方面に向けられたことで個別株銘柄選びが難しい相場だったと言われています。
そのような難しい相場においても、しっかりとしたパフォーマンスを発揮してくれるのがインデックス投資の良いところです。
インデックスが、投資初心者からプロの投資家まで幅広い層から購入されてきた理由がよくお分りいただけたのではないでしょうか。
資産形成のコアとして引き続き、「SBI V 全米株式」の積立を行なっていく予定です。
これからの長い投資人生、間違った選択をしてしまわないようしっかりと勉強もしていきたいと思います。
次回の運用報告もお楽しみに〜!
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