
子供が生まれて子育てにも力を入れたいけど、そんな時間が無いよ…
こういった悩みを持ったパパさんは多いのではないでしょうか?
以前は、私もこの悩みを持つ1人でした。
中央調査社が行った、父親の育児参加に関する世論調査(2009年)では、およそ9割が「父親は時間の許す範囲内で育児へ参加する」あるいは「父親も母親と育児を分担して積極的に参加する」と答えています。
共働きで子育てをする家庭も増えて来ている中、「父親としてしっかりと育児に参加したい」という思いと裏腹に「育児に介入する時間がつくれない」という状況に陥ってしまう事があります。
この記事では、父親が育児に介入する時間が足りなくなる原因と、育児にかける時間を作り出す方法を解説していきます。
「子育ての時間がない父親」になってしまう原因


まず、「どうして子育てをする時間が無い父親になってしまうのか?」という理由を考えてみましょう。
私自身の経験上、その理由は次の4つが挙げられました。
- 育児の量が多い
- 育児の手際が悪い
- 趣味に使っている時間が多い
- 仕事に使っている時間が多い
それぞれ詳しく解説していきます。
育児の量が多い
原因の1つに、そもそもの育児量が多すぎるという事が考えられます。
一言に育児と言っても、ご飯の準備から食器洗いや洗濯、掃除にお風呂、宿題に習い事に寝かしつけとあげればきりがありません。
子供が2人、3人、4人と増えればその分やらなければいけない事は増えていきます。
父親が育児へ参加すればパートナーや家族の負担を減らす事ができますが、全ての育児をこなそうとすると時間はいくらあっても足りません。
優先順位を決めて、重要な事から取り組んでいくのが効率的です。



ワンオペでこれだけの事をやっているパパやママは本当にすごいよね。



うちは夫婦2人でやれてる分、少しは楽にやれてるんだろうね。
やっぱ夫婦で力を合わせる事が何より重要だよね。
育児の手際が悪い
育児に慣れていない父親の手際が悪い事も原因になります。
子育てが始まった最初の頃は、夫婦ともに子育て初心者としてスタートしたはずなのに、パパとママの育児スキルの差はどんどん大きくなってしまいます。
例えば、ご飯の準備や、オムツ替えは日頃から回数をこなしていないと、短時間で上手くやるのは不可能です。



家にママがいない時に、子供の世話を1人でやるのは緊張したなぁ
趣味や娯楽に使っている時間が多い
子育てが始まると、夫婦ともに自分のために使える時間は大幅に減ってしまいます。
時間がないはずなのに、自分の娯楽や趣味の事に関して時間を多く割いてしまっている事が原因になります。



子供が生まれるまでは、仕事が終わったら毎日トレーニングジムに通う生活をしていました。
仕事に使っている時間が多い
1日24時間のうち、仕事のために使う時間が長ければ、育児にかけれる時間も少なくなってしまいます。
仕事に掛かる時間は、通勤時間、勤務時間、残業時間、自宅学習時間など考えてみると結構時間がかかります。



ママは昔、毎日片道2時間の道を運転して職場まで向かってたよね?



そうそう、毎日タクシーの運転手さん並みに疲れたわよ。
「子育ての時間がない父親」が子育ての時間を増やす具体的な方法


ここまで、「子育ての時間が無い父親」になってしまう原因を解説してきました。
ではどうすれば、子育てのための時間を確保する事が出来るのでしょうか。
具体的な方法は次の4つです。
- 育児のスキルを磨く
- 時間を有効に使う
- 通勤時間と残業時間を減らす
- 転職する
育児のスキルを磨く
まずは、育児ひとつひとつのスキルを磨きましょう。
スキルが上がれば、1つの事にかける時間も短くなり、多くのタスクをこなす事が出来るようになります。
オムツ交換は、回数をこなす事でコツも掴み上達する上に、子供とのスキンシップにもなるのでどんどん取り組んでいきましょう。
時間を有効に使う
2つ目は時間を有効に使う事です。
まず実践して欲しいのは、早寝早起きです。
子供を寝かしつけが終わって、自分が就寝するまでが自分の時間としている方が多いかもしれませんが、早寝早起きを実践し、朝の時間に自由時間を確保するようにしてみましょう
子供が寝付くのが遅い日は、自由時間が短くなってしまいます。
「子供が寝た後の時間」を「子供が起きるまでの時間」に変えるだけで自由時間のコントロールがやりやすくなります。
通勤時間と残業時間を減らす
仕事をする上で必ず発生する時間が、通勤時間と残業時間です。
この通勤時間と残業時間が、育児にかける時間を奪っている根源とも言えます。
首都圏(3県)に住む方の平均通勤時間は片道約50分、往復で1時間40分かかっているという調査結果があります。
1日当たり約100分、1ヶ月で約2200分、1年では約26400分時間にすると440時間になります。
毎日1時間残業をすれば1年間で264時間となり、通勤と残業をあわせると700時間以上にもなっています。
いかにこの通勤時間と残業時間を減らすかが重要なポイントです。
通勤手段を変える、職場の近くに住む、駅の近くに住むなどで通勤時間はコントロール出来るので一度検討してみましょう。
転職する
通勤時間と残業時間の制約に関しては、条件が揃っている会社へ転職をする事で一気に解決出来ます。
「そんな理由で転職するの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、エンジャパンが転職理由を調査した結果を見てみましょう。


転職理由に「残業・休日出勤など拘束時間が長かった」という理由を挙げた方が全体の26%、「結婚・家庭の事情」という理由を挙げた方が全体の14%を占めています。
転職を決めた方の内、5人に1人が「もっと時間にゆとりがある会社」へ転職をしているという事です。
「転職なんてまったく考えてなかった」という人こそ、一度立ち止まって本気で考えてみて欲しいと思います。
子供と過ごせる時間は限られていて、その時間はもう二度と訪れる事はありません。
限りある時間を大切な家族のために使っていきましょう。
家族みんなが幸せになるため、勇気を出して一歩踏み出してみませんか?
まとめ
- 育児の量が多い
- 育児の手際が悪い
- 趣味に使っている時間が多い
- 仕事に使っている時間が多い
- 育児のスキルを磨く
- 時間を有効に使う
- 通勤時間と残業時間を減らす
- 転職する
ここまで、子育ての時間がない父親になってしまう原因とその解決策について解説してきました。
仕事と子育てを両立させようと考える方であれば一度は通る悩みですよね。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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