災害時のミルクはどうする?やってはいけない事を解説!

災害時のミルクはどうする?やってはいけない事を解説!

ここ数年、日本全国で自然災害の発生が多く見られています。

毎年、豪雨や台風・地震や津波などのニュースを目にする機会も増えています。

この記事では、もし自然災害による被害を受けてしまった時でも安全に授乳ができるように、知っておきたい授乳に関する知識やNG行動などを解説していきます。

この記事でわかる事
  • 災害時のライフライン復旧にかかる期間がわかる
  • 災害時の授乳でやってはいけない事がわかる
  • 準備しておくと良いものがわかる

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目次

災害時のライフラインはどれくらいで復旧する?

災害発生時には、電気・ガス・水道などのライフラインが寸断されてしまう可能性があります。

電気・ガス・水道が止まってしまうと、粉ミルクを調乳するのは非常に難しいです。

2011年3月11日に発生した東日本大震災の時では、ほぼ全ての家庭が復旧するまでに、電気は約1週間水道は約3週間ガスは約5週間を要したという発表がありました。(東日本大震災水道施設被害状況調査報告書(平成23年度災害査定資料整理版)

では、このような状況で安全に授乳をするためにはどのような事に気をつけていけば良いのでしょうか?

まずは、災害時の授乳でやってはいけない事について解説していきます。

災害時の授乳でやってはいけない事

水で粉ミルクを作るのはNG

電気やガスが止まってしまうと、ケトルやポット、鍋もやかんも使えずお湯を沸かす事が出来ません。

しかし、緊急時だからといって常温の水道水などで粉ミルクを調乳してはいけません

厚生労働省「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」では、沸騰した後70℃を保った状態で粉ミルクを溶かす事を推奨しています。さらに一度沸かしたお湯は30分以上放置しないようにと注意書きがあります。

画像元:厚生労働省

ミネラルウォーターなら殺菌されているから問題無い?」と思われる方もいらっしゃると思います。

私も調べてみるまではそのように感じていました。

しかし実際は、粉ミルク自体に「Enterobacter sakazakii」という腸内細菌の一種が混入している可能性があるのだそうです。

沸騰した後70℃以上のお湯で調乳するという理由は、70℃以上で「Enterobacter sakazakii」という細菌によるリスクを低減させることができるからということです。

消毒していない哺乳瓶を使うのはNG

一度使用した哺乳瓶や、繰り返し哺乳瓶を使用するのは避けましょう。

消毒されていない哺乳瓶は細菌が繁殖している可能性が高いので絶対に再使用してはいけません。

作ったミルクを温める

これも上述したように、細菌の繁殖のリスクがあるためおすすめできません。

70℃以上のお湯で調乳したあと、適切に冷蔵保存(5℃以下)していた場合にのみ再加温して授乳させることが出来ます。

備蓄しておくと助かるもの

ガスコンロ

水道水が調達できる場合には、電気やガスが止まっていても、ガスコンロでいつもどおりの粉ミルクを調乳することが出来ます。

粉ミルクの調乳以外にも、カップラーメンやインスタント食品などの調理にも活躍します

ガスコンロ本体とあわせてガスも備蓄しておきましょう

ベビーウォーター

ベビーウォーターは赤ちゃんが飲む事を想定して作られたお水です。

ミネラルなどの電解質成分が除去され、硬度も調整してあるのでそのままでも赤ちゃんに飲ませることが出来ます

先ほども解説しましたが、粉ミルクを調乳する場合には、細菌のリスクを抑えるため70℃以上まで加熱する必要があります。

使用期限は比較的長いため備蓄には最適です

開封後は早めに使い切るようにしましょう。

液体ミルク

粉ミルクではなく、液体ミルクを備蓄しておくと安心です。

液体ミルクであれば調乳の必要がなく、殺菌済みのため常温のままで赤ちゃんに授乳することが出来ます

賞味期限はメーカーにより異なりますが、1年以上のものも発売されています。

紙コップ

ライフラインの復旧の遅れや交通手段の停止などで避難生活が長引いてしまうことも考えられます。

そうなると、哺乳瓶を清潔に保つことはほぼ不可能です。

明治のホームページに、紙コップでの授乳方法が紹介されていました。

明治HP「災害時に備えて」に詳しい解説があるのでぜひ読んでみてください。

紙コップを使った授乳方法

STEP
コップ半分の高さまでミルクを注ぐ。
STEP
赤ちゃんを布やタオルで包む。
STEP
よだれかけを顎に挟む。
STEP
赤ちゃんをだっこする。
STEP
コップを赤ちゃんの下唇に当てる。
STEP
コップをゆっくり傾ける。

まとめ

災害時のライフライン復旧にかかる期間
  • 電気は約1週間
  • 水道は約3週間
  • ガスは約5週間
災害時の授乳でやってはいけない事
  • 水で粉ミルクをつくるのはNG
  • 消毒していない哺乳瓶を使うのはNG
  • 作ったミルクを温めるのはNG
備蓄しておくと助かるもの
  • ガスコンロ
  • ベビーウォーター
  • 液体ミルク
  • 紙コップ

終わりに

この記事では、災害時における授乳について、気をつけておく事、やってはいけない事や準備しておくと助かるものを紹介してきました。

首都直下型地震や南海トラフ地震などの大地震は30年以内に70〜80%の確率で起こると予測されています。

こういった大災害の場合、被害も甚大となり救助や支援物資に遅れが出る事が容易に予想できます。

子供達の安全を守るためにも、しっかりと準備と対策を行い、正しい知識を身につけて置きたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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