ストッケのハイチェアって使い心地はどうなんだろう?
使ってみた人の正直な意見が聞きたい!
子供用のベビーチェアやハイチェアを探している方であれば、ストッケ製のハイチェア「トリップトラップ」について調べている方も多いと思います。
最近ではテレビのCMなんかでも目にする事が増えましたね。
子供用のハイチェアは、価格や大きさから買い替えが大変なので購入に失敗したくない製品です。
この記事では、ストッケ製のトリップトラップチェアを実際に購入し使ってみたので徹底的にレビューをしていきたいと思います。
辛口評価としているのは、これから購入を検討されている方に良い点悪い点をしっかりと把握していただきたいからです。
記事後半ではトリップトラップアタッチメントのひとつである「ベビーセット&トレイ」のレビューや転落防止方法も紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
私たち夫婦が実際に使ってみてて感じた事を、正直にレビューしていきます!
ストッケ製トリップトラップチェアについて
製品寸法 (CM/IN) | 49 x 46 x 78 / 19.3 x 18.1 x 30.7 |
重量 (KG/LBS) | 6.471 / 14.3 |
対象年齢 | 36 (ヶ月) |
耐荷重 (KG/LBS) | 136kg / 300LBS |
保証延長サービス | 7 (年) |
デザイン | Peter Opsvik |
Stokke(ストッケ)は1932年北欧ノルウェーでジョージ・ストッケにより誕生したベビー・キッズ家具やアクセサリーのブランドです。
トリップトラップは高さが調整できるハイチェアとしてノルウェーで最も売れているブランドです。
木製のハイチェアなので重量はずっしりしていて、子供が座っていても簡単には倒れません。
対象年齢が36ヶ月となっていますが、ホームページでは「生まれてすぐから大人まで使える」との記載があります。
乳幼児用のニューボーンセットやベビーセットなどのアタッチメントも販売されているので、おすわりができるようになった赤ちゃんでも使うことができ、耐荷重136kgとなっているのでほとんどの大人の方も利用できそうです。
延長保証の対象に含まれるのは、トリップトラップの木製部分とニューボンセットのみになります。
延長保証があるから安心して使えますね!
トリップトラップ ベビーセットについて
ベビーセットは、1人でお座りができるようになる時期(生後6~7ヶ月頃)にトリップトラップを使用するためのアクセサリーです。
背もたれとレール・延長グライダーが同梱されています。
延長グライダーはトリップトラップの転倒を防止するためのアクセサリーで、チェアの後ろ足にスライドで装着する仕組みになっています。
トリップトラップハイチェアを使う5つのメリット
①長く使える
トリップトラップの最大のメリットは、「長く使える事」です
前述しましたが、トリップトラップは生まれたばかりの赤ちゃんから使用できて中学生や高校生・大学生など大きくなってからも使い続けられるハイチェアとなっています。
長く使える理由は、チェアの高さと奥行きを細かく調整できるように設計されているからです。
子供の成長に合わせて高さや奥行きを調整できるため、チェアを買い替える必要がなくなり、結果として長期間利用できることになります。
またトリップトラップは木製チェアのため、経年変化を楽しむことが出来るというのもメリットの1つだと感じます。
大切に使用していても傷はついてしまいますが、5年10年と長い間使っていくと傷を見るたびに「そういえばあの頃は大変だったなぁ」とか「こんな事もあったなぁ」など思い出と子供の成長を感じることができるでしょう。
モノを大切に使うという教育の面でも良い製品だと感じます。
②汚れを拭き取りやすい
ネットで「トリップトラップ レビュー」と検索するとたくさんのレビュー記事が見つかります。
いくつかのレビュー記事を読んでみると「汚れが目立つ」ということをデメリットとして挙げられている方を多く見られますが、私にとっては「汚れが目立つ」という事はメリットでしかありません。
なぜなら「汚れが目立つ=汚れを見つけるのが簡単」だから。
汚れが目立たないとトリップトラップの清掃が行き届かず、不衛生な状態で使用しつづけてしまうことになってしまいます。
清潔を保つという観点から大きなメリットのひとつと言えます。
アルコール除菌シートで拭いても全然色落ちしていません。
③名前入れサービスがある
トリップトラップに名前を印字するサービスがあります。
+¥3,300円の有料サービスにはなりますが、ぜひ検討して頂きたいサービスです。
子供は自分だけの椅子があると愛着がわくものです。
我が家でも利用していますが、丁寧に大切に使ってくれるようになりました。
④カラーバリエーションが豊富でおしゃれ
さすが北欧ブランドというだけあり、カラーバリエーションがとても豊富でとてもオシャレです。
わくわくするようなカラーばかりで、どれを選ぼうか本当に脳んでしまいます。
可愛い色合いのものにしようかとも考えましたが部屋のインテリアとしてマッチするか心配だったのもあり、最初のトリップトラップは「ナチュラル」を選びました。
今思えば、子供が好きな色など日々を楽しく過ごせるようなカラーを選んであげても良かったかなとも感じています。
子供の将来を考えながら選べる家具は本当に少ないので貴重な体験でした。
お花と一緒で、カラーによって生活空間を華やかにすることができるのも魅力ですね。
⑤アタッチメントのフィット感は抜群
我が家がトリップトラップを購入したのは離乳食がはじまるくらいの頃です。「正しい姿勢でごはん食べさせてあげたい」という思いで、アタッチメントの「ベビーセット」と「トレイ」も一緒に購入しました。
アタッチメントは純正品というだけあってびっくりするくらいのフィット感がありました。
特にトレイは、ベビーセットのレールにしっかりとフィットするので、取り付けた後もグラグラ動いたりすることはなくとても安定しています。
子供がトレイをバンバン叩いてもまったく動かないので素晴らしいアタッチメントです。
トレイを取り外す時も抵抗なくスッと取り外せるので、食べこぼしの汚れが付いても水道まで持っていって洗えるのでお手入れも楽チンです。
基本的に拭き取りで汚れは簡単に落ちます。油汚れがひどい時はトレイを食器用洗剤で洗っていますが、今のところ劣化は全くありません。
トリップトラップチェアを利用する5つのデメリット
①価格が高い
製品名 | 新価格と旧価格 |
---|---|
トリップトラップ本体 | ¥36,300円(税込)← |
ニューボーンセットのみ | ¥10,890円(税込) |
ニューボーンセット(カバー付き) | ¥16,390円(税込) |
ベビーセット | ¥10,175円(税込)← |
トレイ | ¥8,580円(税込)← |
ストッケ専用ハーネス | ¥6,380円(税込)← |
※2022年11月の価格改定で、トリップトラップ本体は約13%の値上げとなりました。
一般的な日本製のハイチェアと比べると価格は高価です。
本体に限らずアタッチメントについても、同様に高い印象ですね。
価格面で購入を悩まれている方は、次の3点を考慮して検討すると良いでしょう。
- カラーバリエーションの豊富さとデザイン製の高さが圧倒的に良い
- 延長保証が含まれた価格である
- 赤ちゃんから大人まで数十年間使える
以上の3点を重視する方であれば、価格を考慮しても購入する価値があると考えます。
②重量が重い
トリップトラップの重量は約6.5kgとなっており本体のみでも結構重ため。アタッチメントを装着するともう少し重くなります。
「ハイチェアは重くても、別に動かさないし大丈夫!」と思っているあなた。
私たちもそのつもりでしたが、絶対に移動するようになります。
理由は「子供がよじ登って危険だから」です。
子供がひとりで登ってしまうと転落の危険があるので、食事の時以外はベビー柵の外に置いたりしています。
トリップトラップを持ち上げて70cmくらいのベビー柵を乗り越えるのは、かなり大変です。
1日1回ぐらいならまだ良いですが、食事やおやつの度に持ち上げないといけないので重労働でした。
梱包時は7kgとのことなのでなかなかのものですから、お住まいが2階以上でエレベーターが利用できない方は店頭よりも通販での購入がオススメです。
ご飯やおやつをあげるたびに準備するのは想像以上に大変なんです。
③ダイニングテーブルの高さとの相性がいまいち
購入を検討されている方に、一番注意してほしい点です。
日本製のダイニングテーブルは日本人の平均体型に合わせて約70cm〜72cmの高さで作られるのが一般的です。
一方、トリップトラップのFAQページには「トリップトラップは高さ72cm〜76cmのテーブルに合わせてデザインされています」との記載があります。
つまり、ダイニングテーブルの高さよりチェアの高さが高いということです。
ベビーセットやトレイを装着しているとダイニングテーブルの下に収納できないというデメリットが出てきます。
ノルウェーでデザインされている製品である以上、北欧の方の体型に合わせて作られているため仕方ありません。
私たちの自宅では、イタリア製のダイニングテーブルを使用していたのでテーブルの高さとチェアの高さが合わないということはありませんでした。
子供が生まれると、大きな部屋へ引っ越したり、家を建てたりと生活環境が変化する方も多いでしょう。
トリップトラップを購入するタイミングで、ダイニングテーブルも合わせて検討するという選択肢も大いにありですね。
④子供が立ち上がって危ない
トリップトラップを使用していて1番困った事が「子供がチェアに立ち上がって危ない!」という事でした。
トリップトラップにはきちんと座る姿勢を保つために足板が設置されていますが、その足板に立ち上がってしまい転落する可能性がありました。
大人が離れている瞬間などに、急に立ち上がったりすると本当に危険です。
ストッケ専用ハーネスも販売されていますが価格が高かったこともあり、Amazonでハーネスを購入することにしました。
▼購入したハーネスがコチラ
これが効果抜群でした!
装着すると椅子と体をしっかり固定出来るので立ち上がっても、ベビーセットから足が抜ける事がなくなり安心してご飯をあげる事が出来るようになりました。
初めの頃はハーネスをつけるのを嫌がっていた息子ですが、使っているうちに慣れてきたのかご飯の時間になると自分でハーネスを持ってくるようになりました(笑)
出来るだけ安全に使用したいという方にはすごくオススメです。
⑤高さの調整が面倒
座面と足板を調整するには、両サイドの骨組みを固定しているネジを緩めてから行わなければなりません。
ネジの数が多い上に、六角穴のボルトのため一般的なプラスドライバーやマイナスドライバーではネジを緩める事ができませんので、自宅に六角穴のレンチが無い方は付属のレンチを無くさないよう大切に保管しておきましょう。
一方で、六角穴は「ネジ穴がつぶれにくい」や「しっかりと固定できる」などのメリットも多いので一概にデメリットとはいえません。
調整の頻度としては、だいたい1年に1回くらい調整が必要になるかどうかくらいですので、そこまで労力はかかりませんでした。
組み立てはパパが1人でやりましたが、難しくもなく時間もそれほどかかりませんでした。
トリップトラップの口コミや評判は?
Twitterでトリップトラップを実際に使っている方たちの口コミを集めてみました!
人気商品だけあり、口コミはとてもたくさん見つかりました。
「20年以上使っています」などのコメントもあって、超ロングセラー商品であることもわかりました。
まとめ
- 長く使える
- 汚れを拭き取りやすい
- 名前入れサービスがある
- カラーバリエーションが豊富
- アタッチメントのフィット感が抜群
- 価格が高い
- 重量が重い
- ダイニングテーブルと高さが合わない
- 子供が立ち上がって危険
- 高さの調整が面倒
- 将来的に椅子の買い替えをしたくない人
- 愛着をもてるチェアがほしい人
- デザイン・カラーが好みな人
- 価格以上の価値を見出せる人
- 転落対策ができる人
- 体の成長にあわせて調整していける人
終わりに
この記事では、ストッケ製トリップトラップとそのアタッチメントベビーセットとトレイについてレビューをしてきました。
商品の詳細やメリット・デメリットをしっかり把握しておけば、購入後「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔することも無くなります。
私たちの生活環境では、「トリップトラップを購入して本当に良かったな」と感じました。
安価な製品では無いのでよく比較検討して購入される事をオススメします。
この記事が、少しでも皆さんのお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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